今回は、母の日カーネーションは日本だけって本当かについて調査しました。
日本では5月の第二日曜日に、お母さんへ感謝の思いを込めてカーネーションを送りますよね。
だけど、そもそも『母の日』って日本だけなんでしょうか?
そして、カーネーションをプレゼントする風習も日本だけなのでしょうか?
そこで、母の日カーネーションは日本だけなのかについてご紹介します。
母の日カーネーションは日本だけって本当?
母の日にカーネーションをプレゼントするのは、日本だけではありませんでした。
同じアジア圏の韓国と中国は、母の日にカーネーションをプレゼントするそうです。
世界各国で”母の日”をお祝いしますが、プレゼントは国によってバラバラ。
しかし、母の日の由来からそれぞれ国によって風習が変わっていったみたいです。
『母の日』の由来は20世紀初頭のアメリカ
現在の”母の日”の由来となったのは、20世紀初頭のアメリカで実際に起きた出来事から始まっています。
20世紀初頭のアメリカ・バージニア州で、母親を亡くした女性・アンナが亡き母を忍び、5月に教会で追悼会を開きました。
そのとき、母の好きだった白いカーネーションを参加者全員に1輪ずつ配ったそうです。
感動した人々の輪が広がっていき、数年後、アメリカのほとんどの州で行われるようになりました。
1910年にウェストバージニア州知事が”母の日”を認定。
1914年には当時のウィルソン大統領の提案で、追悼会の開かれた5月の第二日曜日を”母の日”に制定し、祝日となりました。
もっと前にも”母の日”っぽいことがあった
古代ギリシャ時代に、神々の母・リーアに感謝する春祭りが行われていたんです!
17世紀のイギリスでも、出稼ぎしている人たちに母親と一緒に過ごせるために里帰りさせた『マザーリング・サンデー』があったんだそうですよ。
カーネーションの花言葉
母の日に贈るカーネーションの色は赤をイメージしますが、はじめは白でした。
- 白いカーネーション⇒亡くなった花を偲ぶ
- 赤いカーネーション⇒健在な母を想う
のちに、不公平にならないように赤で統一したようです。
赤色のカーネーションは、聖母マリアが落とした波だから赤いカーネーションが咲いたと伝えられたことから【母性愛の象徴】と言われる。
また、他にもいろいろな色のカーネーションがあり、花言葉も違うので、ご紹介します。
- 赤:母への愛、純粋な愛、真実の愛
- 白:亡き母を偲ぶ、尊敬、あなたの愛は生きている
- ピンク:感謝の心、温かい心
- オレンジ:純粋な愛情、感動
- 青:永遠の幸福
- 紫:誇り、気品
- 濃赤:私の心に悲しみを
- 黄:軽蔑、嫉妬
母の日の世界各国のプレゼント
世界各国の”母の日”の日程やプレゼントについて、ご紹介します。(五十音順)
アルゼンチン
母の日:10月第三日曜日
季節の花束やプレゼントを贈るのが一般的です。
イギリス
母の日:イースターサンデーの3週間前(イースター前の四旬節<レント>という期間の第四日曜日)
プレゼントするのは、ラッパスイセンが一般的です。
イタリア
母の日:5月の第二日曜日
プレゼントするのは、アザレアの花が定番です。
国内にある大きな広場でアザレアの花の鉢植えが販売され、収益の一部がガン研究のために使われるイベントもあります。
エジプト
母の日:3月21日
オーストラリア
母の日:5月の第二日曜日
プレゼントするのは、菊の花が主流です。
- 5月のオーストラリアが秋で、ちょうど菊の花を咲かせる時期だから
- 白くてかわいい菊の花”クリサンセマム(chrysanthemum)”の語尾から取った愛称の”mum”が”お母さん”という意味だから
カナダ
母の日:5月の第二日曜日
プレゼントするのに、決まった花はないみたいです。
韓国
母の日はなく、両親を感謝する日として、5月8日が”両親の日”となっています。
プレゼントは、日本と同じカーネーションを贈るのが一般的です。
タイ
母の日:8月12日(シリキット国王妃<2016年王太后>の誕生日)
プレゼントするのは、ジャスミンが多く、アジサイが使われることもあります。
シリキット国王妃の誕生した日が金曜日だったことから、金曜日の色”水色”の旗や王妃の写真が街中に飾られるみたいです。
国民も水色の服を着るんだとか。
中国
母の日:5月の第二日曜日
プレゼントするのは、日本と同じカーネーションです。
トルコ
母の日:5月の第二日曜日
以前は白い花をプレゼントしていましたが、今は白以外でもOKです。
ネパール
母の日:4月中旬~5月中旬のうちの1日(ネパールの公式暦【ビクラム暦】の最初の月の新月の日)
お菓子やプレゼントを贈る風習で、カーネーションはあまり一般的ではないみたいです。
ハンガリー
母の日:5月の第二日曜日
相手は母だけでなく、女性全員をお祝いします。
プレゼントされるのは、特に決まっていません。
フィンランド
母の日:5月の第二日曜日
プレゼントするのは、ミニバラが一般的です。
子供たちは、”ヴァルコヴォッコ”という二輪草を摘んでプレゼントするみたい。
子供支援の国際組織【セーブ・ザ・チルドレン】が2014年に発表した”母の日レポート”で、フィンランドが『世界で最も母にやさしい国』に選ばれました。
フランス
母の日:5月最終日曜日『フェト・デ・メール(母親の祭日)』
プレゼントするのは、花ではなくおかあさんが喜んでくれるものを送ります。
ルーマニア
母の日ではなく、女性の日として3月8日に祝います。
まとめ
今回は、母の日カーネーションは日本だけって本当かについてご紹介しました。
世界中で母の日がお祝いされていますが、プレゼントはカーネーションだけではありませんでしたね。
しかし、カーネーションを送る国は日本だけじゃなく、近い韓国・中国でも同じような風習があることもわかりました。
わたしは、白いカーネーションがあることを知りませんでした(;^_^A
今年の母の日は、久しぶりに赤いカーネーションを送ってみようかな。
以上、母の日カーネーションは日本だけって本当かについてでした‼
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